2013年1月17日木曜日

静かなる夜

あたたかい日中も好きですが、みんなが寝静まった静かな夜も大好きです。
これを書いているのは昼間です。

ここのところ、特に用事が無ければ本当にひきこもっています。
今この貴重な時間を使って、じっくりと、描きたいものや使いたい色の世界に入っていくところ。
自分にしか分からないスイッチを入れるため。
頭の中にある景色を取り出して、言葉にできないものを目に見えるようにするのはとても神聖な、ある意味儀式のような気持ちです。
何も特別なことはなくて、傍から見ればただ、絵を描いているだけなのですが、こうゆう気持ちは勝手に大事にしていたいのです。
何か信じるものがあるとすればそれは自分の中にある根拠のない自信、それだけです。
とても危ういですが、今はその自信だけが頼りです。




よるの空気はしんとしていて、守られているようで突き放されているような気持ちになる
ふあんでなかなか眠れないのだけど、安心を確認してねむりにつく
その安心が何かは分からないのだけど
わたしはいつもその安心を見つけるとほっとして眠りにつく
(静かなる夜/映画「しあわせのパン」へ贈る絵)






こんなような、よく分からない文章と絵を今たくさん制作しています。
実は絵と同じくらい私の中に溢れている「ことば」の世界。
今回はこの「ことば」に引っ張られて絵を描くということに挑戦しています。
私の中にあるなんとも言えない不安定な、ずっと吐き出したかった部分を吐き出します。
すごく個人的なものになると思うので、自分が気持ち良いだけのものになってしまうかもしれないけど、今これがやりたくて仕方ないのです。


2月に参加する展示会でお披露目予定です。
良かったら見にきて下さい。
展示の詳細はまた後日お知らせします!


2013年1月10日木曜日

2013年、洗礼受ける

2013年、心新たにシャキッと、それはもう新鮮なレタスのような気持ちで挑んだものの、そんな日は数日と続かず、インフルエンザというウィルス界の神様から痛い洗礼を受けることとなったのであります。
※ちなみにこれを書いている今はほぼ完治しています。

わたしは普段、ほとんど風邪をひかない。
ひいたとしても重症化せず、すぐ治る。だから油断していたのかもしれない。
ましてやインフルエンザにかかるなんて、想像もできなかった。

それが、今年はいとも簡単にかかったのです。
ショックだ。免疫力が落ちたのか。加湿器を出すのが遅かったからか。
今となってはもうそんなことはどうでも良い。

とにかく、久々の風邪、ましてやそれがインフル、相当身体には堪えた。
熱が下がってからも嗅覚、味覚がなかなか戻ってこないのと、身体中がなんとなく痛いのがなかなか治らない。おまけに夜中になると咳が発作みたいに出て、一瞬呼吸がおかしくなって焦って、何故か舌をつった。これが激痛。
つったことありますか、舌を。


まあでも思えば、焦っていました。
そう、焦っていたんです、わたしきっとかなり。
勝手になにかに追われて、ただただ焦って、忙しくしていればそれから逃げられるような気がしていたのかもしれない。
ベッドから動けない身体、高熱で溶けかけた脳みそ。
こうなると焦ったところでどうにもならないな、そんなことを思いました。


仕事も休ませてもらっているし、良い機会と思い、色々難しいことは考えないようにしました。そうしていると、不思議とちいさいころ好きだったことや大事にしていたことばかりを思い出し始めました。
そうしているうちに、ちいさいころから変わっていない癖や落ち込むと必ずやっていることなど、今も変わらずそうしていることが分かってきて、ひとりで勝手に面白くなり、そういった、ごくパーソナルな部分をノートに書き出しては久しぶりの自分との再会を楽しみました。

大人になると、その他大勢の意見が良いもの、なんとなく、正しいもののように思わされることが多くて、すっごくくだらないんだけど、休みの取り方とか、睡眠時間までその枠にはめられたりして、見えない誰かに管理されているような錯覚さえ覚えます。

でも思い出しました。わたしはもともとゆっくりとひとりでじっと考えたり一日中部屋にこもって自分の趣味に没頭する、一人遊びの達人、いわゆるオタクな人種であったことを。
漫画を描きまくった日々、ミニ四駆の改造に明け暮れた日々、X JAPANのギターの練習とショパンの練習に励んだ日々…誰に見せるでもない、閉ざされた空間で、でも最高に楽しかった。
(でもそうゆうのってあんまり出すと嫌われるかもしれないと思い、封印し、路線変更。そして完全に馴染めなかった高校時代。)
誰にでもある、胸に秘めた思い…。


…でも私の中のオタクは死んでいなかった。
インフルエンザになって気づいてしまった。
なんということでしょう。
ウィルスと白血球の壮絶な戦いの狭間で見ないように封印してきた自分と再会してしまったのです。
そう、ここのところずっと私を追いかけてきていたのはあの頃のオタクパッションモンスターな自分だったのかもしれない。
まだいるよ、忘れないでね、と。



誰に何と言われてもいい。



要は、今、とっても、もっとパーソナルなことが し た い。

















紅人参とじゃがいものホットサラダ on 初売りで買ったお皿






















いつもマイペースな方。

2013年1月4日金曜日

明けましておめでとうございます




今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

※今年は普段ほとんど使わない色鉛筆に挑戦してみました。楽しかったです。







年末からお正月にかけて今年は特に、とっても充実していました。
色々な場所でたくさんの感動をもらい、大切な家族、友人と共に過ごすことができて幸せでした。
とても良いスタートを切れたので、このままこの気運に乗っていきたいです。

新年を迎えると、不思議なもので、一回色んなことがリセットされて、空気まで澄んでいくよう。
1/1、元旦は朝方家路に着いたのですが、寝室の窓から雲一つない青い空に真っ白な雪をかぶった富士山が見えて、もうそれだけで、ああ、良かったなぁ、と思いました。
ちなみに、初日の出はお台場のガンダムの足下で迎えました。

今日からぼちぼち制作をスタートさせていこうかと思っているのですが、
身体は連日のお祭りで思った以上に疲れ気味のようなので、ゆっくりスタートしていこうと思います。
今朝、ベッドから起き上がれなかった。。。。笑


2013年もどうぞよろしくお願いいたします。


大間々渓子